新人プログラマーの仕事内容、聞いてた話と全然違う現実【実体験】
軽作業員からプログラマーに転職しようと毎日独学で勉強しているわけだけど思うように進まないんだよね、実際の仕事内容を把握できればそこから逆算して勉強に活かせると思うんだけど、経験者の人誰か教えてくれませんか!?
こんなニーズに答える記事になります。
本記事では、初心者・未経験枠で転職を考えている方向けに新人プログラマーの仕事内容にについて解説しています、仕事内容を理解する事で独学や勉強に役立てる事が可能です(必要なスキルが分かる)
本記事の内容 = 現場の声
記事の質に関してはプログラマーとして働いていた経験談(事実)が担保していますので、全て本当の事であるとともに現場の生の声でもあります。
転職する際に転職先の仕事内容は知っておきたい方も多いと思うので本記事でシェアしておきます、他記事では語られない新人プログラマーの現実を伝えます、それでは見ていきましょう。
筆者がプログラマーになるまで【本記事のベース】
私がプログラマーになるまでの経緯を簡単に紹介しておきます、知識とかスキルとか経歴って関係なくなれるんだなってことが分かると思います。
- 高卒から家業の調理師へ
- 不景気から派遣社員へ
- 独学してプログラマー(IT企業)に転職
- 退社してWEB制作会社へ←今ココ
派遣社員としていろいろ働きましたが主に力仕事ですね、そこから独学してプログラマーに転職しました、勉強期間としては数か月で内容はゴミです(やる気だけ全力でアピールしました)
プログラマーとして転職したわけですが研修を受けてから客先常駐として勤務、ソフトウェア開発が主、戦力にならないレベルでしたが自社のネームバリューで出向できたって感じです。
新人プログラマーとしてソフトウェア開発のメンバーに加わった時の経験をもとに「プログラマーの仕事内容」について紹介してみたいと思います。
本記事を読む上でのポイント
- スキル→研修と独学(やっとかないよりマシ程度)
- 勤務形態→客先常駐(お客様の会社内で働くこと、自社にはほとんど行くことがない)
- 分野→ソフトウェア開発(セキュリティソフトとか)
- 現場採用の決め手→自社のネームバリュー(それ以外一切評価されていない)
上記を参考に読み進めてもらえればより参考になるかもです。
プログラマーの仕事内容【ソフトウェア開発】
新人プログラマーとしてまず何をするのかワクワクしますよね、プログラマーといえばプログラミングで何かを作る花形ともいえる「開発」をイメージする人も多いと思います。
残念、新人は「テスト」からです。
開発はプログラムを作ること(プログラミングする)、テストは作られたプログラムが仕様書通りに動作するか確かめること(ほぼプログラミングしない)【テストする人がいないとソフトウェア開発は進まないのでどっちがエラいとかはない】
実はというと最初から開発メンバーに加わる事ってあまりないんですよね、経験者であれば可能性はありますが未経験のうちはほぼないでしょう。
仮に開発に加われたとしても途中で付いていけなくなり辞めてしまうのオチ(担当営業もこれを考慮して最初はテストの現場を探します)、そんな背景もあり【テスト(PG)→開発(PG)→統括(SE)】の流れでキャリアアップするのが一つの定番となっています(転職を重ねるパターンもある)
メインとなる仕事が「テスト」という事を理解した上で仕事内容を見ていきましょう。
ビジネスメール【報告・連絡・相談】
仕事内容に「ビジネスメール」ってのも変に思うかもしれませんが、一日にやり取りする回数も意外と多く、そこそこ時間を取られたりすることを考えれば仕事の一つと言っていいと思います。
「このご時世にメールかよ」と思う方もいるとは思いますが普通にあります、会社が大きければ大きいほどメールでのやり取りが多い印象ですね。
内容は主に【報告・連絡・相談】です、分からない事があったり困ったときは先輩やリーダーに相談して解決する事がほとんどなので最初は頻繁にします、他にはファイルの受け渡しなどなど。
出向先の現場によっては口頭で相談すればすぐに解決するようなことでもメールでのやり取りを強いられる場合がある、非効率だなとは思いますがこれが現状です、ビジネスメールをサラサラと書けるのは結構強みですよ(使えて損なし)
テスト作業【Excelを中心に】
もちろんプログラマーとしての一日はテストになります、そこで活躍するのが「Excel」です。
プログラムが正しく動作するかどうか仕様書をチェックしつつセルの値をひたすら埋めていきます、形式は〇✕であったり数字やチェックなど様々です、過程をキャプチャして画像をペタペタと貼り付けることも。
意外な事にプログラミングは基本的にしません、Excelとビジネスメールさえ手際よくできるのであれば仕事自体は割とスムーズに進みます、作業が遅れる時はテスト以外のことのほうが多いんですよね。
1日の業務のほとんどがExcelという事実
「プログラマー = プログラミング」
を思い描いて実務に入るとそのギャップにやられます、プログラミングできるにこしたことはありませんが、最初のうちは教科書的な知識の方が役に立ちます(専門用語がよく出てくるので、逆にここが弱いと最初はきつい)
「どんな処理を書くんだろう」「どうやって連携取るんだろう」と最初は思うものですが不安とワクワク感はすぐに消えてなくなります、Excelしか触らないのだから。プログラマーの仕事はプログラミングだけではないということを覚えておきましょう。
ミーティング【進捗報告など】
現場ではグループやチーム分けされている事が多く、メールだけでやり取りするわけではありません、他のグループと定期的にミーティングすることで連携をとっています。
だいたいは進捗報告とかですね、それぞれのタスク消化状況を説明する時もあったりで目的は現場やリーダーによって様々です。
仕事内容の一つとして挙げた理由は、そこそこの頻度でミーティングがあるからです、もちろん現場によって差はあると思いますが少なくとも私のいた現場では一日に数回(計1時間~)ありました。
人と話す場としてはミーティングがほとんどを占めましたので人見知りの方はちょっと厳しいかも、ズバズバといける人にはこの場は有利に働きます。
仕事の内容まとめ【1日の流れ】
新人プログラマーの1日についてまとめました
- ビジネスメール【いろいろ】
- テスト【Excelポチポチ1】
- ミーティング【進捗報告】
- 2と3を繰り返し or 延々テスト作業
- ビジネスメール【業務報告など】
こんな感じですね、見ての通りプログラミングすることはありません(コードを読むことは可能、現場のコードを読めるのは実務で得られるメリットの一つ)
プログラマーってきついの?【現場の声をお届け】
結論から言うときついです。
仕事内容を読んだ感じきつくなさそうと感じた方も多いと思いますがそれは勘違い。
何がきついかって「単純作業が多すぎて面白くない」これに尽きます、思い描いていたプログラマーのイメージギャップに精神が蝕まれます、現場の上司がクソならもう最悪ですね(退職ルートまっしぐら)
残業残業と言われる業界ですが、それは出向先によって様々なのでこれについては運かと。
プログラマーは勤務形態が客先常駐になることがほとんどなので、必ず担当営業を介してクライアントと面談(私の場合は担当リーダーとも面談)する事で現場が決まります、その時に印象が悪い現場(人や交通の便)なら担当営業に「イヤだ」と言いましょう、ここで営業の顔色を伺うようでは長く続きません。未経験だからと立場を気にせず断りましょう。
向き不向きについて【プログラマーに転職】
プログラマーに向いていいる人、向いていない人についても解説しておきます。
向いている人
- コミュニケーション能力が高い
- プログラミング以外にも柔軟に対応できる
- 新しい事を進んで学ぶことができる
- 根気強い
向いていない人
- コミュニケーション能力が低い
- プログラミングだけしたい
- 単純作業が苦手
- 根気がない
コミュニケーション能力は必須、下手にプログラミングが好きすぎるとそれ以外の作業で躓きます、あとは忍耐力が大事です「学んだことの99%が無駄になる世界」とベテランSEに言われたのを私はよく覚えています、結局はやる気次第と言えばそれまでですがそれだけじゃ体は持たないです。
終わりに【プログラミングだけではない事実】
いかがだったでしょうか。
プログラマーの需要は高まっているのに対し企業は人手不足という背景から未経験雇用などに力を入れている企業も増えてきました。
誰にでもチャンスがある素晴らしい時代とも言えますが、良いところだけイメージしていると痛い目を見るので気を付けましょう。
これについては「面白くなかった」というのもありますが、IT企業でプログラマーとして働く事で「本当にやりたい事が明確になったから」ですね、それがWEB系だったってことです。
以上になります。
飲食→派遣→IT系ベンチャーに転職。
本業をベーシックインカムとし、やりたい事に挑戦するWebエンジニア。