プログラマーを目指している方に伝えたい実際の仕事の話【実体験】
私にも「プログラマーになる!」と意気込んだもののどんな仕事かわからないまま突っ走ってた時期がありました。でも気になりますよね、そりゃそうです、自分がなりたい職に対して何も知らないなんてのは不安でしかありません。
本記事では、プログラマーを目指している方、考えている方に向けて私の実体験を元にプログラマーの仕事をわかりやすく紹介しています。
下っ端プログラマーの仕事内容とその流れ
プログラマーといっても働き方は様々でフリーランスであったり会社勤めであったり様々です。私は後者の会社勤めでしたので、本記事ではこれを基準に解説したいと思います。
仕事の形態は?
基本的に客先常駐になります。
自社内開発もありますが、駆け出しのプログラマーであればほとんどと言っていいほど客先常駐です、私が勤めていたところはそこそこ大きい会社でしたが、下っ端は全員客先です。
客先常駐とは
派遣をイメージしていただくとわかりやすいです、A社に正社員(契約社員)として就職し実際の勤務先はB社(客先)という事です。A社の客先(B社)で常駐する、つまり客先常駐。
仕事ってどんなことするの?
最初はプロラグムのテストから任されることになるのがほとんどです。テストとはそのままの意味で、「プログラムが正常に動作しているかどうか確認する作業」のことです。
実はここが結構正念場で、人によってはつまらなく感じます、今まで勉強したプログラミングをフルに活用することはありません。客先によってはひたすらExcelを触っているだけで一日が終わったなんてこともよくあることです。
一日の仕事の流れをまとめると?
私の例です(ソフト開発のテスト作業、駆け出しの頃)
- ビジネスメール
- Excelをひたすら触る
え?と驚かれるかもしれませんが実際ありました、事務的な作業感ありますよね。笑
ビジネスメール
社外の人とのやりとりであったり、自分が担当しているところのリーダーであったりさまざまです、内容は全てほうれん草(報告・連絡・相談)です。
Excelをひたすら触る
仕様書の確認だったり、それこそテスト作業をExcelでやります。本当に地味な作業ばかりなんです、これが全てではありませんが未経験からデビューできる現場の大半はそういったところなんですね。
仕事への取り組み
プログラマーとして実際現場に立つと自分がイメージしているものと全然違うなんて事はよくあります、私も最初の頃は同期と愚痴ってたものです。
ギャップに耐えられず辞めて行く人もかなりいました、そのほとんどが現場経験のない人です。私の同期も半分辞めちゃいましたね…。そうならない為にも、今プログラマーを目指している方は以下の点は抑えておきましょう。
- 現場ではプログラミングをしない環境もある
- ビジネスメールの機会がかなり増える
- 最初のうちはキャリアを積み上げる
現場ではプログラミングをしない環境もある
正確にはプログラミングする機会が少ない現場もあるですね。私も経験しましたが、プログラマーデビューしていきなりプログラミングは触りません、コードを読むことはあります。その理由は前述したように初めのうちはテストを任されることがほとんどだからです。
ですので、プログラミングスキルも大事ですが、それよりITリテラシーが重要になってきます。こういう時にITパスポートや基本情報処理で得られる知識は捨てたものではありませんね。
ビジネスメールの機会がかなり増える
これはそのままの意味です、経験のない方にとっては大変かもしれません、営業などの経験がある方は大丈夫ですね。なぜ機会が増えるのか、それは純粋に「ほうれん草(報告・連絡・相談)」の機会が増えるからです。
初めての現場であれば常にわからないことだらけですし、ファイルのやりとりなどもありますのでメールは必須です。質問は相手が近くにいればなんとかなりますが、遠い席だったり、階が違う、常駐先が違うとなればメールでやりとりしなければいけません。
ですので、ビジネスメールに関しては基本的なところだけでも抑えておいた方がいいでしょう。
最初のうちはキャリアを積み上げる
最初のうちは地味な作業がほとんどですので、心が折れそうになることも少なくありません。プログラマーってこんなんだったっけ?オレ何してるんだろ?と思う時もあるかもしれません、そんな時は自分にこう言い聞かせましょう。
「今はキャリアを積み上げている」と、これは気休めではありません事実です。プログラマーにとって経験年数はかなり重要で、資格なんかとは比べものにならないくらい大きな財産です。ここを我慢できるかどうかで全て変わってきます。
一番しんどかったことは?
ズバリいうと、ビジネスメールです。
プログラマーなのになんで?って思う方も多いと思います。「ほうれん草(報告・連絡・相談)」はとても大事で、これをうまくできるかどうかで仕事の効率も変わってきます。
これがなぜ一番しんどかったかというと、、、。
最初のうちは何回もリテイクがかかる事も
- 私:「業務報告確認お願いしまーす」
- 上司:「この内容じゃちょっと足りない、やり直し!」
- 私:「もう一度確認お願いします!」
- 上司:「もうちょっと細かく書いた方がいいな、やり直し!」
- 私:「こんな感じでどうでしょう?」
- 上司:「最初の方がわかりやすかったぞ、どう思う?」
- 私:「そうですね〜、やり直します。汗」
こんなのが他にもいっぱい。
ビジネスメールにタスクが圧迫される
ビジネスメールはそこまで苦手ではなかったのですがもしかしたら下手くそだったのかもしれません。一つのメールに時間をかけてしまったり、ちゃちゃっと済まそうとしてリテイクが何度もかかるとそれだけで時間は過ぎていきます。
ほうれん草は大事なのはわかっているのですが、最初の頃は「こんな事してる場合じゃないのに」なんて思ってました。時間をかけすぎると割り当てられたタスクもなかなか消化できませんし、葛藤しましたね。
まとめ
本記事をまとめました、以下になります。
- 仕事の形態は客先常駐がほとんど
- 最初は開発よりテストを任される事が多い
- 最初のうちはプログラミング機会がない事が多い
- ほうれん草(報告・連絡・相談)が大事
最初のうちは地味な作業で嫌になる事も多いですが、我慢して経験を積む事が大事です。上記の中でもほうれん草はしっかりと意識しておいた方が実際の現場でスムーズに行くと思います。
プログラマーはプログラミングスキルだけが重要ではありません、基本的な部分もしっかり大事にしていきましょう。
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飲食→派遣→IT系ベンチャーに転職。
本業をベーシックインカムとし、やりたい事に挑戦するWebエンジニア。