WEB制作会社で働きたいけど志望動機がまとまらない方へ
WEB制作会社に入るためにある程度勉強したものの、肝心の志望動機が上手く書けない、ありきたりな事を言ってもその後の返しが答えられない、、、受かった人の成功体験を聞いて参考にしたいな。
こんな悩みに答える記事になります。
本記事では、WEB制作会社に入るための志望動機の考え方について解説しています。「ぶっちゃけ志望動機なんてない、でも書かないといけない」って方は参考にしてみてください。
「志望動機は10分で書け!!」
この記事で解説していること
- 志望動機の良い例・悪い例
- 志望動機より大切なこと
- 面接でアピールするコツ
本記事を書いている私はWEB制作会社で働く現役のエンジニアです。同じような事で悩んだ経験と実際に会社に入ってから分かった事をこの記事で発信しておこうと思います。
採用担当者と話す機会も多いので結構参考になる内容だと思います、是非読んでみて下さい。
志望動機の良い例・悪い例
そもそも、なぜ志望動機を聞くのか?
そのそも志望動機ってどういった目的や意味があるのでしょうか、「就職・転職するなら書いて伝えるのが普通でしょ」と言われそうですが、これは会社によってマチマチだと思います。
私が働いているWEB制作会社の採用担当者(社長)に聞いたところ、「フィルターをかけるため、そこまで深い意味はないかな」とのことでした。
つまり、志望動機はあくまで「コイツ会社に入れたらヤバイ奴だ」の判断材料にするだけで何のアピールにもならないということ。
他会社は全然違うかもしれませんが、少なからずそういう考えの会社もあるという事は理解しておいた方がいいかも、ここに時間をかけるだけ無駄だと私は思います。
志望動機の悪い例【あるある】
とはいっても志望動機でマイナス評価を受けるのは避けたいですよね、なので、ここでは志望動機の悪い例を挙げておこうかなと思います。
モノ作りが好き→WEB制作
あるある動機すぎる、無難すぎるのもいかがなものかと、よくある返しを下に挙げておくので先読みして答えられるようにしておきましょう。
「モノ作りが好きっていうならWEB制作じゃなくても他にいっぱいあるでしょ、なんでWEB制作を選んだの?」
「そうなんだ、で、この会社に入って何がしたいの?」
単純すぎると向こうにつつかれる隙を与えてしまいます。
元々WEB制作に興味があって、、、
建前が前面に出てきすぎですね、そもそも興味だけで来るような世界じゃないのでバッサリいかれちゃいます。
「そもそも興味があるなら既に自分で何かやってるよね」と私は思うんです、このパターンは作成物がないと説得力がないです、予め用意しておきましょう。
志望動機の良い例【悪い例を参考に】
逆に良い例とはなんでしょう、実は正解はなかったりします。
相手に「ん?」と思われなければ全て正解、志望動機でアピールできることなんか知れているかです、っぽい感じ・良い感じでアピールしようとすればするほどボロが出るものです。
例えば、「SEOに強いと書いてあったので、、、」と下手に言うと「SEOはWEB制作会社であればどこも意識してる部分だよ、むしろ今は必須だよ」なんて言われちゃいます。
他には「オシャレなデザインに魅かれました」だと「他にもオシャレなサイトを作っているとこは結構あるよ」と返されるでしょう。
ここですぐに答えられるならいいですが、その次を考えるのが大変です。
志望動機は下手くそでいい【筆者論】
ここまで読んだ方は「う~ん、、、」ってな感じで消化しきれない人が多いのでは、結局志望動機どうしようって感じではないでしょうか?
ぶっちゃけ志望動機なんてのは下手くそでOK。
「コイツすぐ辞めそうだな」「コイツ入れたら他の奴と喧嘩しそう」「超コミュ障すぎる」と思われなければいいんです、地雷扱いされなければ全部OK。
理由は簡単、アピールする部分じゃないから。
じゃあどこでアピールすればいい?
アピールすべきポイントは下記3つですね。
- やる気・元気・根気【ガチでマジ】
- 作成物・実績【1つ紹介します】
- 付加価値【超重要】
それぞれ解説します。
その①:やる気・元気・根気の方が大事
面接でアピールできるポイントは「やる気」「元気」「根気」です、超ベタですがマジです、それぞれWEB制作で置き換えてみるとお分かりいただけるかと。
やる気→向上心
WEB業界、広く言えばIT業界は技術の進化が早いです、新しいものが出てきたらそれに対応しつつ取り入れる必要があります。
つまり、常にスキルを身に付けより良いものを作ろうとする向上心が必要です、「学ぶ事が苦じゃない、むしろ好きだ」をアピールしましょう。
元気→コミュ力
WEB制作はお客様と直接やり取りする機会も多いので、コミュ力が低いのは致命的です。
しっかり受け答え出来る人材が求められます、これはWEB制作に限った事ではないですね。
根気→地味な作業
WEB制作は入社して間もない間は地味な作業が多いです、覚えることも多いのでそれに耐えられる忍耐力が必要です。
更に、先ほど触れた「IT業界は技術の進化が早い」という点は逆に言えば、学んだことが1年後には必要なくなる可能性があります「Flash」が良い例ですね。
私がソフトウェア開発の会社にいた頃、上司にIT業界は学んだことの1%しか使わない世界だと教えてもらったことがありますが、まさにそれに耐えられるような人間でないと務まりません。
その②:悩む間にブログ作った方がいい事実
WEB制作はプログラマーと一緒で経験者優遇なので、1に経験、2に実績と言った感じで見られます。
とはいえ、未経験なら経験もくそもありません、今から何か作るにしては時間がかかりすぎますよね、そこでオススメしたいのが「ブログ」です。
WEB制作とブログの関係性
いくつか注意点はありますが、ブログを作っておくと面接で結構アピールできます、具体的には下記のような感じです。
- 興味がある→ブログを作りました
- SEOの知識→記事を通してコンテンツSEOを学んでいます
- スキル1→WordPressを使えます
- スキル2→PHPを使えます
- スキル3→Sassを使えます
志望動機で「WEB関連に興味がある」に続けて「実際にブログを作って世に発信してみました」と行動力をアピールする事ができます、併せてプロフィールページも作っておくのがオススメ、コーディング力もアピールできる立派な作成物です。
記事を投稿してコンテンツSEOを学んでいますと言えるといい感じ、PV数も言えるレベルならそれはもう立派な実績です、マーケティング会社に路線変更もできるので選択肢が広がります。
ただ一つだけ縛りがあります。
上記を守れば、ブログを通して実務で必要な知識やソフトの使い方も学べるので本当にオススメ、当時の私にこれを教えてくれる人がいたら、、、
その③:コーディング+αの重要性
付加価値をアピールしましょう。
例えば「コーディングが出来る人」と「コーディング+グラフィック加工が出来る人」、重宝されるのはどちらでしょう、圧倒的に後者ですよね。
「コーディングが出来る」はアピールになりません、ドライバー求人で普通免許持っていますとアピールしているのと同じです、アピールするにはここに何か+αする必要があります。
「この人を雇ったら〇〇と〇〇のタスクを振れるから使い勝手いいな」と思わせましょう、それがあなたの付加価値です。
付加価値の付け方
コーディングをベースに考えれば簡単です。
- コーディング+Javascript(jQuery)
- コーディング+PHP
- コーディング+WordPress(PHP)
- コーディング+Adobeスキル
私で言えば上3つですね、コーディング+プログラミングという付加価値を私は持っています、フォトショップやイラストレーターを使えますってのもありですが、結構うじゃうじゃいるのでオススメはプログラミングですね。
まとめ:志望動機は10分で書こうか
いかがでしたでしょうか。
志望動機を何にしようと悩んでいる方はサクッと簡単に書いてしまいましょう、そこにかける時間は超もったいないです。
そこそこ大きな会社なら実績をそのまま評価して伝えるだけ、中小企業なら可もなく不可もなくってな感じで書いておけばいいと思います。
当たり障りのない文章であれば使い回すことも、、、できる、、、一度入ればこっちのもの、幸運を祈ります。
飲食→派遣→IT系ベンチャーに転職。
本業をベーシックインカムとし、やりたい事に挑戦するWebエンジニア。