「SEO対策として目次を設置する」←効果はあるが不十分【理由も解説】
ブログ(記事)のアクセス数(PV数)を伸ばしたい。記事内に目次を設置することでSEO効果を狙えるって聞いたから早速やってみようかな。
上記のような考えについて「ちょっと待った!」と投げかける記事になります。
ブログやサイトを運営していくうちに自然とSEO対策について考えさせられる事も多いかと思います、その一つに「目次の設置」というものがあるんですが、本記事ではこれについて掘り下げて解説してみようかなと。
「目次は設置するだけでは不十分」
これは事実です。
このブログを使って検証した結果(データ)と経験を基に解説していますので、ある程度の質は担保できているかと思います。
ちなみに、本記事で解説している内容については、ブログサービス(アメブロやはてなブログなど)、WordPressユーザーで共有できるものとなります(つまり、読んで損なし)
寄り道せずストレートに解説しています、数分で読める内容となっているのでご安心ください。
それでは見ていきましょう。
ブログに目次を設置するとSEO効果ある?
まず最初に、ブログ(記事)のアクセスを増やすために「目次の設置」は有効であるか、つまり、SEO的に効果があるのかということですが。
結論から言うと、効果ありです。
このブログでも最初は目次を設置していなかったのですが、設置するようにしてからアクセス数がちょっとだけ増え、離脱率が下がりました。
そういったデータもあることから目次の設置はSEO的に効果があると言えます、これについてもう少し詳しく解説します。
「目次の設置 = SEO的に効果がある」、これを掘り下げると下記のような答えになります。
- 可読性が上がる
- 目次が検索結果に表示される
それぞれ解説します。
可読性が上がる
「目次の設置 = 可読性が上がる = 読者に優しい」
読者に優しいとはどういう事かと言うと、これは読者の立場になって考えると分かりやすいかと思います。
例えば、冒頭から記事の全体像が掴めなかったり内容をイメージできなかったりすると、読者は危険を察知し離脱するキッカケとなります。
ならば、記事の内容を読者に伝えてあげればいい、その役割を果たすのが「目次」ということです。
目次を設置することでこの記事は何について書いていて、そこから何を得ることができるのかを読者は把握することができます、そこに目的のものがあれば迷うことなく読み進めてくれると思います(離脱率が下がる)
更に言うと読者は要点だけ分かればいい、答えが知りたいというのがほとんどなので長々と画面をスクロールしたくありません、そんな時に目次からページリンクできればユーザー体験が上がるというものです。
つまり、読者に優しい記事とは「ユーザー体験が高い記事」ということですね。
目次が検索結果に表示される
目次を設置するとページ内リンクが張り巡らされることになるのですが、実はこれ検索結果でもひっかかるようになります。
例えば下記の目次、実際にPV数が増えた記事タイトルの付け方パターンTOP3という記事の目次になるんですが。
Googleで[記事 タイトル ベネフィット]と検索すると、下記のような感じで目次が検索エンジンにひっかかり表示されるようになります。
※上記だと「目次1-1ベネフィットを伝える」が検索結果にひっかかっている。
こんな感じで目次から検索表示されるようになるので、アクセスを増やすことができるようになります。
目次を設置しただけでは不十分【理由解説】
おそらく「目次が検索結果に表示される」ということなら目次を設置してみようかなと思った方も多いと思いますが、それはちょっと勘違いです。
実は、一番大事なのは「可読性を上げる」の方です、つまりユーザー体験を高めることが重要になります。
ユーザー体験の向上が不可欠
コンテンツSEOと言われるように、記事やブログに求められるものは小手先の技ではなくコンテンツの質です。
コンテンツの質を上げるには良い記事を書く、そしてユーザー体験を高めることにほかなりません。
ということで、ユーザー体験を高める「目次のポイント」についても触れておきたいと思います。
ただ単に目次を設置するだけではダメですよ。
ユーザー体験を高める目次のポイント
目次を構成する上で押さえておくポイントは大きく3つ。
- 目次だけで記事の内容が分かるようにする
- 見出しの入れ子は親を補足する形で
- 長くなりすぎないようにする
目次だけで記事の内容が分かるようにする
まず目次を読めば記事の内容をイメージできるようにしましょう、「この記事ではこういう事について書いています」と読者に伝えてあげる事が大事です。
ここで注意するべきは読者が期待していない内容にならないようにすること、でないと一目散にブラウザバックされちゃいます、想定する読者をしっかり見据えた上で記事を書くようにしましょう。
目次は「記事の骨子」だという事を胸に刻んでください。
見出しの入れ子は親を補足する形で
目次を作ると中見出し(h3)は大見出し(h2)の入れ子になります、以下例。
大見出しを親(h2)として、中見出しを子(h3)とするなら、子は親を補足するような形にしましょう、h4も同様です(h3を補足する)
その方が読者に伝わりやすくなります。
長くなりすぎないようにする
目次が長文とならないようにしましょう。
内容が濃いのは良いことではありますが、目次が長いと読む気が失せるので逆効果です。
記事の構成を見直すか、一部別記事に分けてまとめた上で内部リンクを貼るなどした方がいいかもしれません。
目次に「閉じる」「非表示」ボタンを付けることで鬱陶しさをカバーしているものもありますが、個人的にはあまり効果がないかと、それを押させること自体がユーザーにとってストレスです。
終わりに:目次は書き手にもメリットあり
本記事の内容を簡単にまとめました。
- ブログ(記事)に目次はSEO効果あり
- 目次の一番の目的はユーザー体験を高める事
- 目次は記事の内容を把握できる役割を持たせ、長くなりすぎないようにする
こんな感じですね。
目次は手軽にできるSEO対策の一つなのでオススメです。
目次を作るということはコンテンツのアウトラインを作ることと同義なので、良質なコンテンツを作るうえでも役に立ちます。
今まさに目次の設置を考えている方は、先ほど解説した「ユーザー体験を高める目次のポイント」を踏まえた上で作りこんでみてはいかがでしょうか。
記事は以上になります。
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飲食→派遣→IT系ベンチャーに転職。
本業をベーシックインカムとし、やりたい事に挑戦するWebエンジニア。